“日本間”の読み方と例文
読み方割合
にほんま100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
俺は文化生活の必要をたてに、たった一つの日本間にほんまをもとうとう西洋間せいようまにしてしまった。こうすれば常子の目の前でも靴をがずにいられるからである。
馬の脚 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
へやは十じょうばかりの青畳あおだたみきつめた日本間にほんまでございましたが、さりとて日本風にほんふう白木造しらきづくりでもありませぬ。
金襖の一ばんいい日本間にほんまで、兄たちは、ひつそりお酒を飲んでゐた。私はどたばたとはひり
津軽 (新字旧仮名) / 太宰治(著)