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日本間
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にほんま
ふりがな文庫
“
日本間
(
にほんま
)” の例文
俺は文化生活の必要を
楯
(
たて
)
に、たった一つの
日本間
(
にほんま
)
をもとうとう
西洋間
(
せいようま
)
にしてしまった。こうすれば常子の目の前でも靴を
脱
(
ぬ
)
がずにいられるからである。
馬の脚
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
室
(
へや
)
は十
畳
(
じょう
)
許
(
ばか
)
りの
青畳
(
あおだたみ
)
を
敷
(
し
)
きつめた
日本間
(
にほんま
)
でございましたが、さりとて
日本風
(
にほんふう
)
の
白木造
(
しらきづく
)
りでもありませぬ。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
金襖の一ばんいい
日本間
(
にほんま
)
で、兄たちは、ひつそりお酒を飲んでゐた。私はどたばたとはひり
津軽
(新字旧仮名)
/
太宰治
(著)
さうして、ある点へ
来
(
く
)
ると、此二つのものが
火花
(
ひばな
)
を
散
(
ち
)
らして切り
結
(
むす
)
ぶ
関門
(
くわんもん
)
があると予想してゐた。それで生活欲を低い程度に
留
(
と
)
めて我慢してゐた。彼の
室
(
へや
)
は普通の
日本間
(
にほんま
)
であつた。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
先刻
(
さっき
)
も
申上
(
もうしあ
)
げたとおり、
私
(
わたくし
)
は
小娘
(
こむすめ
)
に
導
(
みちび
)
かれて、あの
華麗
(
きれい
)
な
日本間
(
にほんま
)
に
通
(
とお
)
され、そして
薄絹製
(
うすぎぬせい
)
の
白
(
しろ
)
の
座布団
(
ざぶとん
)
を
与
(
あた
)
えられて、それへ
坐
(
すわ
)
ったのでございますが、
不図
(
ふと
)
自分
(
じぶん
)
の
前面
(
まえ
)
のところを
見
(
み
)
ると
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
日
常用漢字
小1
部首:⽇
4画
本
常用漢字
小1
部首:⽊
5画
間
常用漢字
小2
部首:⾨
12画
“日本”で始まる語句
日本
日本人
日本橋
日本武尊
日本一
日本魂
日本堤
日本語
日本海
日本中