“杉皮葺”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
すぎかわぶき60.0%
すぎかわぶ40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
家は杉皮葺すぎかわぶきの小さなもので、部屋二つに水屋。うしろに物置小屋があるだけの、極めて簡素なものであった。東がわの小部屋には机を置き、南面の八帖には炉を切った。
山彦乙女 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
不図ふとがついてると、むかうのがけすこけずったところ白木造しらきづくりのおみや木葉隠このはがくれにえました。おおきさはやくけんほう屋根やねあつ杉皮葺すぎかわぶき前面ぜんめんいし階段かいだん周囲ぐるり濡椽ぬれえんになってりました。
私は漸っと、数本の、大きなにれの木のある、杉皮葺すぎかわぶきの山小屋を、五六百坪の地所ぐるみ手に入れることが出来た。
菜穂子 (新字新仮名) / 堀辰雄(著)
私は漸と、数本の、大きなにれの木のある、杉皮葺すぎかわぶきの山小屋を、五六百坪の地所ぐるみ手に入れることが出来た。
楡の家 (新字新仮名) / 堀辰雄(著)