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發心
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ほつしん
ふりがな文庫
“
發心
(
ほつしん
)” の例文
新字:
発心
やがては墨染にかへぬべき袖の色、
發心
(
ほつしん
)
は腹からか、坊は親ゆづりの勉強ものあり、性來をとなしきを友達いぶせく思ひて、さま/″\の惡戲をしかけ
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
して
見
(
み
)
るとお
前
(
まへ
)
さん
方
(
がた
)
のおど/\するのは、
心
(
こゝろ
)
に
覺束
(
おぼつか
)
ない
處
(
ところ
)
があるからで、
罪
(
つみ
)
を
造
(
つく
)
つた
者
(
もの
)
と
見
(
み
)
える。
懺悔
(
ざんげ
)
さつしやい、
發心
(
ほつしん
)
して
坊主
(
ばうず
)
にでもならつしやい。
旅僧
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
瀧口時頼が
發心
(
ほつしん
)
せしと、誰れ言ふとなく
大奧
(
おほおく
)
に傳はりて、さなきだに
口善惡
(
くちさが
)
なき女房共、寄ると
觸
(
さは
)
ると瀧口が噂に、横笛
轟
(
とゞろ
)
く胸を
抑
(
おさ
)
へて蔭ながら樣子を聞けば
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
五十前後の大入道で、
醜
(
みにく
)
くもあり不氣味でもあります。頭を丸めて居るのは、眼が
疎
(
うと
)
くて一人で髮の始末が出來ないので、
發心
(
ほつしん
)
して入道したわけではありません。
銭形平次捕物控:302 三軒長屋
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
何
(
なん
)
で
乳
(
ちゝ
)
くさい
子供
(
こども
)
の
顏
(
かほ
)
見
(
み
)
て
發心
(
ほつしん
)
が
出來
(
でき
)
ませう、
遊
(
あそ
)
んで
遊
(
あそ
)
んで
遊
(
あそ
)
び
拔
(
ぬ
)
いて、
呑
(
の
)
んで
呑
(
の
)
んで
呑
(
の
)
み
盡
(
つく
)
して、
家
(
いへ
)
も
稼業
(
かげふ
)
もそつち
除
(
の
)
けに
箸
(
はし
)
一
本
(
ぽん
)
もたぬやうに
成
(
な
)
つたは
一昨々年
(
さきおとゝし
)
十三夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
▼ もっと見る
樣を變へしとはそも何を觀じての
發心
(
ほつしん
)
ぞや、憂ひに死せしとはそも誰れにかけたる恨みぞ。
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
「世辭なものか、一體何を
發心
(
ほつしん
)
しての紅白粉だ。膽をつぶさせるぜ」
銭形平次捕物控:314 美少年国
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
發
部首:⽨
12画
心
常用漢字
小2
部首:⼼
4画
“發”で始まる語句
發
發見
發掘
發達
發明
發作
發表
發揮
發句
發生