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疾
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とつく
ふりがな文庫
“
疾
(
とつく
)” の例文
爺
(
ぢい
)
、
今朝
(
けさ
)
のお
飯
(
まんま
)
冷
(
つめ
)
たく
成
(
な
)
つたつけべ
俺
(
お
)
ら
忘
(
わす
)
れて
喚
(
よ
)
ばりに
行
(
え
)
つたのがよ、さうしたら
爺
(
ぢい
)
は
疾
(
とつく
)
に
居
(
え
)
ねえのがんだもの
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
ハヽヽ、
敏捷
(
すばや
)
い/\、流石に源太だは、我の思案より先に身体が
疾
(
とつく
)
に動いて居るなぞは頼母しい、なあにお吉心配する事は無い、十兵衞と御上人様に源太が
謝罪
(
わび
)
をしてな
五重塔
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
蓮華寺の
蔵裏
(
くり
)
へ来て、斯う言ひ入れた一人の紳士がある。それは丑松が帰つた
翌朝
(
あくるあさ
)
のこと。
階下
(
した
)
では
最早
(
もう
)
疾
(
とつく
)
に
朝飯
(
あさはん
)
を済まして了つたのに、未だ丑松は二階から顔を洗ひに下りて来なかつた。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
「悪いんさ。でなきやトムちやんと
疾
(
とつく
)
に来るもの」
女王
(新字旧仮名)
/
野口雨情
(著)
『左様言はれて見ると、我輩も思当ることが無いでも無い。しかしねえ、もし其が事実だとすれば、今迄知れずに居る筈も無からうぢやないか。
最早
(
もう
)
疾
(
とつく
)
に知れて居さうなものだ——師範校に居る時代に、最早知れて居さうなものだ。』
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
疾
常用漢字
中学
部首:⽧
10画
“疾”を含む語句
疾風
疾病
疾走
病疾
口疾
疾患
疾駆
疾風迅雷
疾呼
痔疾
気疾
疾足
疾駈
瘧疾
疾苦
速疾
疫疾
癈疾
疾視
目疾
...