“とつく”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:トツク
語句割合
40.0%
40.0%
20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ゴオゴリの『死霊しりやう』を読むと、名義だけは生きてゐるが、実はとつくに亡くなつてゐる農奴を買収し、遠い地方へ持ち込んで、そこで銀行へ抵当かたに入れて借金をする話が出てゐるが
ハヽヽ、敏捷すばやい/\、流石に源太だは、我の思案より先に身体がとつくに動いて居るなぞは頼母しい、なあにお吉心配する事は無い、十兵衞と御上人様に源太が謝罪わびをしてな
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
「来られては困りますけれど、きつと来ますよ。あんなのが毎晩々々来られてはたまりませんから、貴方本当に来ましたら、とつくり説諭して、もう来ないやうになすつて下さいよ」
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)