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篤
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とつく
ふりがな文庫
“
篤
(
とつく
)” の例文
親方様の手前お吉様の
所思
(
おもはく
)
をも能く
篤
(
とつく
)
りと考へて見て下され、妾はもはや是から先何の顔さげて厚ヶ間敷お吉様の御眼にかゝることの成るものぞ、親方様は御胸の広うて
五重塔
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
「来られては困りますけれど、きつと来ますよ。あんなのが毎晩々々来られては
耐
(
たま
)
りませんから、貴方本当に来ましたら、
篤
(
とつく
)
り説諭して、もう来ないやうに
作
(
なす
)
つて下さいよ」
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
それに就いて是非お頼があるんですがね、折を見て私も
篤
(
とつく
)
り言はうと思ふのです。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
「私は始から貴方を棄てる気などは有りはしません。それだから
篤
(
とつく
)
りとお話を為たいのです。死んで了へとお言ひでなくても、私はもう
疾
(
とう
)
から自分ぢや生きてゐるとは思つてゐません」
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
篤
常用漢字
中学
部首:⽵
16画
“篤”を含む語句
危篤
懇篤
篤志
武者小路実篤
篤行
篤介
正篤
篤次郎
篤実
篤胤
篤志家
平田篤胤
手篤
篤学
御危篤
温厚篤実
篤信
篤麿
実篤
篤疾
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