“実篤”の読み方と例文
読み方割合
じっとく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
何かしら、粛然しゅくぜんとして、皆うつ向いた。多感で、実篤じっとくな奥田孫太夫は、眼をしばたたいているし、堀部老人は、後ろを向いて、鼻紙を鳴らした。
べんがら炬燵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
欣ぶよりも、何かしら一同は粛然しゅくぜんとしてしまった。実篤じっとくな奥田孫太夫は、眼をしばたたいているし、弥兵衛老人は、うしろを向いて、鼻紙を鳴らしている。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
実篤じっとくで、主思いで、分別家のかれは、自己が今日まで尽したことは、秀吉のためにではなく、清洲会議のとき
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)