“篤次郎”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とくじらう50.0%
とくじろう50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私は既に大学を出て、父のもとにゐて、弟篤次郎とくじらうがまだ大学にゐた時の事である。私は篤次郎に、「どうだ、学生仲間にえらい人があるか」と云つた。弟はすぐに二人の同級生の名を挙げた。
津下四郎左衛門 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
長男俊太郎しゅんたろうさんは、今本郷西片町ほんごうにしかたまちに住んで、陸軍省人事局補任課に奉職している。次男篤次郎とくじろうさんは風間かざま氏を冒して、小石川宮下町こいしかわみやしたちょうに住んでいる。篤次郎さんは海軍機関大佐である。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)