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蔵裏
ふりがな文庫
“蔵裏”の読み方と例文
旧字:
藏裏
読み方
割合
くり
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
くり
(逆引き)
奥様はもう涙ぐんで、
蔵裏
(
くり
)
の内をぐる/\廻つて歩いた。長い年月の
精舎
(
しやうじや
)
の生活は、この女の性質を感じ易く気短くさせたのである。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
蓮華寺
(
れんげじ
)
では下宿を兼ねた。瀬川
丑松
(
うしまつ
)
が急に
転宿
(
やどがへ
)
を思ひ立つて、借りることにした部屋といふのは、其
蔵裏
(
くり
)
つゞきにある二階の角のところ。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
旅の仕度が出来た後、丑松はこの二階を下りて、
蔵裏
(
くり
)
の広間のところで
皆
(
みんな
)
と一緒に茶を飲んだ。新しい木製の
珠数
(
じゆず
)
、それが奥様からの餞別であつた。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
蔵裏(くり)の例文をもっと
(2作品)
見る
蔵
常用漢字
小6
部首:⾋
15画
裏
常用漢字
小6
部首:⾐
13画
“蔵”で始まる語句
蔵
蔵人
蔵前
蔵人所
蔵造
蔵人頭
蔵匿
蔵石
蔵帳
蔵幅