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畫師
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ゑし
ふりがな文庫
“
畫師
(
ゑし
)” の例文
新字:
画師
妻
(
つま
)
の
皓體
(
かうたい
)
が
氣懸
(
きがか
)
りさに、
大盡
(
だいじん
)
ましぐらに
奧
(
おく
)
の
室
(
ま
)
へ
駈込
(
かけこ
)
むと、
漸
(
やつ
)
と
颯
(
さつ
)
と
赤
(
あか
)
く
成
(
な
)
つて、
扱帶
(
しごき
)
を
捲
(
ま
)
いて
居
(
ゐ
)
る
處
(
ところ
)
。
物狂
(
ものくる
)
はしく
取
(
と
)
つて
返
(
かへ
)
せば、
畫師
(
ゑし
)
も
其
(
そ
)
の
畫
(
ゑ
)
も
何處
(
どこ
)
へやら。
画の裡
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
襤褸
(
つゞれ
)
の著物いたく窶れたれどもつぎ/\の色紙なか/\に
畫師
(
ゑし
)
に
畫
(
か
)
かるべき打扮に、半ば落葉を盈たしたる籠を負ひ、熊手を持ちて、森の中を歩み行く十四五の少女
花枕
(旧字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
「ヒヤアもし、
乞食
(
こじき
)
ではござりませんでござります。はあ、
旅
(
たび
)
の
畫師
(
ゑし
)
ぢやげにござりやして。」
画の裡
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
身
(
み
)
を
聳
(
そびや
)
かして
立
(
た
)
つた、と
思
(
おも
)
へば、
畫師
(
ゑし
)
の
身體
(
からだ
)
はするりと
入
(
はひ
)
つて、
潛
(
くゞ
)
り
門
(
もん
)
はぴたりと
閉
(
しま
)
つた。
画の裡
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
畫
部首:⽥
12画
師
常用漢字
小5
部首:⼱
10画
“畫”で始まる語句
畫
畫伯
畫家
畫板
畫工
畫架
畫題
畫圖
畫孃
畫帖