トップ
>
珊瑚珠
>
さんごじゆ
ふりがな文庫
“
珊瑚珠
(
さんごじゆ
)” の例文
仕方がないから、
珊瑚珠
(
さんごじゆ
)
、
瑪瑙
(
めなう
)
、水晶なんぞ、玉ばかりを多く貰つて、お金はほんの少しばかり。これでは足りないであらうと思ひながら、油屋へ戻つて來た。
石川五右衛門の生立
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
村
(
むら
)
のはづれには「けんぽ
梨
(
なし
)
」といふ
木
(
き
)
もあつて、
高
(
たか
)
い
枝
(
えだ
)
の
上
(
うへ
)
に
珊瑚珠
(
さんごじゆ
)
のやうな
實
(
み
)
が
生
(
な
)
る
時分
(
じぶん
)
には
木曽路
(
きそぢ
)
を
通
(
とほ
)
る
旅人
(
たびびと
)
はめづらしさうに
仰向
(
あうむ
)
いて
見
(
み
)
て
行
(
ゆ
)
きましたが
ふるさと
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
狗骨
(
ひいらぎ
)
は
珊瑚珠
(
さんごじゆ
)
の様な赤い実を着けて居た。僕は手帳の上へ
老人
(
らうじん
)
に記念として名を書かせた。「エス・ブリゲデイエ」と署名して僕に
幾度
(
いくたび
)
も声を出して読ませた。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
夜
(
よる
)
の
色
(
いろ
)
にその
葉
(
は
)
の
緑
(
みどり
)
は
黒
(
くろ
)
ずみ、
可愛
(
かあい
)
らしい
珊瑚珠
(
さんごじゆ
)
のやうな
赤
(
あか
)
い
實
(
み
)
も
眠
(
ねむ
)
たげではあるけれど、
荒涼
(
くわうりやう
)
たる
冬
(
ふゆ
)
に
於
(
お
)
ける
唯
(
ゆゐ
)
一の
彩
(
いろど
)
りが、
自然
(
しぜん
)
の
野
(
の
)
からこの
部屋
(
へや
)
に
移
(
うつ
)
されて
日の光を浴びて
(旧字旧仮名)
/
水野仙子
(著)
珊
漢検準1級
部首:⽟
9画
瑚
漢検準1級
部首:⽟
13画
珠
常用漢字
中学
部首:⽟
10画
“珊瑚珠”で始まる語句
珊瑚珠等