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牌
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ふだ
ふりがな文庫
“
牌
(
ふだ
)” の例文
こういう
牌
(
ふだ
)
がその老人の胸にかけてあった。物は
試
(
ため
)
しであると思ったので、役人は彼をよび止めて相談すると、老人は訊いた。
中国怪奇小説集:15 池北偶談(清)
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
そして其処で彼は、青繻子の上衣のだぶだぶな袖の中から一つの見事な象牙の
牌
(
ふだ
)
を取り出して僕に示しながら、ぶつぶつと囁く様に云いました。
象牙の牌
(新字新仮名)
/
渡辺温
(著)
あれ以来は、
紅紙
(
べにがみ
)
のお
牌
(
ふだ
)
にお名前をしるし、朝夕お線香を上げて娘と拝んでおりました。ですから今日のご縁も、神仏の巡り合わせと思わずにおられません。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
そこで祖父は自分の
牌
(
ふだ
)
をそつと卓子の下へ匿して十字を切つた。と、どうだらう、
持牌
(
もちふだ
)
は切札の
A牌
(
ポイント
)
に
王牌
(
キング
)
に
兵牌
(
ジャツク
)
で、彼が
前
(
さき
)
に打つたのは六ではなくて
后牌
(
クヰーン
)
だつたのだ。
ディカーニカ近郷夜話 前篇:06 紛失した国書
(新字旧仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
兎も角も一たび此
場内
(
にはぬち
)
に入りて、美しき女優の
面
(
おも
)
を見ばや。若し興なくば、曲の終るを待たで出でんも
妨
(
さまたげ
)
あらじとおもひぬ。入場劵を買ふに、小き汚れたる
牌
(
ふだ
)
を與へつ。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
▼ もっと見る
今井は、そういってテーブルの麻雀の
牌
(
ふだ
)
をとり上げた。
第二の接吻
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
ひとりで
牌
(
ふだ
)
を打つパシアンスの
遊
(
あそび
)
の如く
牧羊神
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
致しける其七日の
滿
(
まん
)
ずる日の
暮方
(
くれがた
)
山の上よりして
颯
(
さつ
)
と
吹下
(
ふきおろ
)
す風に飄然と眼の前に
吹落
(
ふきおと
)
す一枚の
牌
(
ふだ
)
あり手に取て見るに
立春
(
りつしゆん
)
大吉
(
だいきち
)
護摩祈祷
(
ごまきたう
)
守護
(
しゆご
)
可睡齋
(
かすゐさい
)
と記したれば三五郎は心に思ふやう彼の
可睡齋
(
かすゐさい
)
と云ば
東照宮
(
とうせうぐう
)
より御
由緒
(
ゆゐしよ
)
ある寺にして當國の
諸侯
(
しよこう
)
も御歸依寺也因ては可睡齋へ參り
委曲
(
くはしき
)
事を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
妖女
(
ウェーヂマ
)
は自分の置いた
牌
(
ふだ
)
を取りあげた。と、その下にあるのは
普通牌
(
なみふだ
)
の六だつた。
ディカーニカ近郷夜話 前篇:06 紛失した国書
(新字旧仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
倭文子はいきなりさらした
牌
(
ふだ
)
の上へ顔を伏せた。
第二の接吻
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
牌
漢検準1級
部首:⽚
13画
“牌”を含む語句
骨牌
招牌
花骨牌
位牌
賞牌
位牌堂
花牌
銅牌
聴牌
摸牌
麻雀牌
三元牌
東単牌楼
前門牌
牌票
持牌
骨牌占
商牌
小牌
紙牌
...