“吹下”の読み方と例文
読み方割合
ふきおろ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
はなくて、湿った白いばかりが、何とも云えぬ悪臭を放ちながら、高い老樹のに立昇る。老樹の梢には物すごく鳴る木枯が、驚くばかり早く、庭一帯に暗い吹下した。
(新字新仮名) / 永井荷風(著)
風はに吹募りて、高きの掃くが如くめられ、に散れる星の数は吹下されぬべく、層々れるど有らん限の生気を吸尽して、さらぬだに陰森たる夜色は
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
致しける其七日の滿ずる日の暮方山の上よりして吹下す風に飄然と眼の前に吹落す一枚のあり手に取て見るに立春大吉護摩祈祷守護可睡齋と記したれば三五郎は心に思ふやう彼の可睡齋と云ば東照宮より御由緒ある寺にして當國の諸侯も御歸依寺也因ては可睡齋へ參り委曲事を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)