“灣(わん)” の例文
下方(した)に見(み)ゆるのは矢張(やはり)印度洋(インドやう)の波(なみ)で、事(こと)によつたらマダカツスル島(じま)の西方(せいほう)か、アデン灣(わん)の沖(おき)か、兎(と)に角(かく)歐羅巴(エウロツパ)邊(へん)の沿岸(えんがん)には、左程(さほど)遠(とほ)い所(ところ)ではあるまいと思(おも)はれた。
その國から上つておいでになる時に、難波(なにわ)の灣(わん)を經て河内の白肩の津に船をお泊(と)めになりました。
進(すゝ)み進(すゝ)んで遂(つひ)に印度洋(インドやう)の海口(かいこう)ともいふ可(べ)きアデン灣(わん)に達(たつ)し、遙(はる)かにソコトラ島(じま)を煙波(えんぱ)縹茫(へうぼう)たる沖(おき)に望(のぞ)むまで、大約(たいやく)二週間(しうかん)の航路(かうろ)は毎日(まいにち)毎日(まいにち)天氣(てんき)晴朗(せいらう)で、海波(かいは)平穩(おだやか)で
かくて吾等(われら)の運命(うんめい)を托(たく)する弦月丸(げんげつまる)は、アデン灣(わん)を出(い)でゝ印度洋(インドやう)の荒浪(あらなみ)へと進入(すゝみい)つた。