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漁
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すなどり
ふりがな文庫
“
漁
(
すなどり
)” の例文
かれその猿田毘古の神、
阿耶訶
(
あざか
)
二
に坐しし時に、
漁
(
すなどり
)
して、
比良夫
(
ひらぶ
)
貝
三
にその手を咋ひ合はさえて
海水
(
うしほ
)
に溺れたまひき。
古事記:02 校註 古事記
(その他)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
霞亭は
黄薇
(
くわうび
)
に入つた後に、三原に梅を観、
山南
(
さんな
)
に
漁
(
すなどり
)
を観、竹田に螢を観た。これが所謂三観である。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
同志の者は
漁
(
すなどり
)
をしてゐる二三の土人に出逢つて、その口からこの話を聞いた時、土人等は首を振つて、変な顔附をしました。その顔附は内々喜んでゐるといふ風に見えました。
樺太脱獄記
(新字旧仮名)
/
ウラジミール・ガラクティオノヴィチ・コロレンコ
(著)
子供は案内者に雇はれ、主人は
漁
(
すなどり
)
に出でゝ在らざりしにはあらずや。用心し給へ、
拿破里
(
ナポリ
)
の海の底は、やがて地獄なりといへば。われ。否、我心を引くものは唯景色のみなり。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
苅羽郡
(
かりはこほり
)
(越後)
椎谷
(
しひや
)
の
漁人
(
ぎよじん
)
(椎谷は堀侯の御封内なり)ある日椎谷の海上に
漁
(
すなどり
)
して一木の流れ
漂
(
たゞよ
)
ふを見て薪にせばやとて
拾
(
ひろ
)
ひ取て家にかへり、水を
乾
(
かわか
)
さんとて
庇
(
ひさし
)
に立寄おきしを
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
▼ もっと見る
「僕の仕事だつて
漁
(
すなどり
)
に違ひないよ。」と樽野は鸚鵡返しにうなつた。
円卓子での話
(新字旧仮名)
/
牧野信一
(著)
ここには石浦というところに大きい
邸
(
やしき
)
を構えて、田畑に米麦を植えさせ、山では
猟
(
かり
)
をさせ、海では
漁
(
すなどり
)
をさせ、
蚕飼
(
こがい
)
をさせ、
機織
(
はたおり
)
をさせ、金物、
陶物
(
すえもの
)
、木の器、何から何まで
山椒大夫
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
苅羽郡
(
かりはこほり
)
(越後)
椎谷
(
しひや
)
の
漁人
(
ぎよじん
)
(椎谷は堀侯の御封内なり)ある日椎谷の海上に
漁
(
すなどり
)
して一木の流れ
漂
(
たゞよ
)
ふを見て薪にせばやとて
拾
(
ひろ
)
ひ取て家にかへり、水を
乾
(
かわか
)
さんとて
庇
(
ひさし
)
に立寄おきしを
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
この故に
猿女
(
さるめ
)
の君等はそのサルタ彦の男神の名を繼いで女を猿女の君というのです。そのサルタ彦の神はアザカにおいでになつた時に、
漁
(
すなどり
)
をしてヒラブ貝に手を
咋
(
く
)
い合わされて海水に溺れました。
古事記:03 現代語訳 古事記
(旧字新仮名)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
“漁”の解説
漁(いさり、りょう)とは、人間がさまざまな漁具を用いて、水産資源を捕獲する行為のことである。また、さまざまな漁具の種類、用法によって類別される漁の方法のことを漁法という。
なお、漁をおこなう行為のうち、その労働的側面に着目する場合、漁撈といって区別するのが一般的である。また、趣味・娯楽として楽しむ漁の場合は、とくに遊漁といって区別する。
(出典:Wikipedia)
漁
常用漢字
小4
部首:⽔
14画
“漁”を含む語句
漁夫
漁場
漁師
漁舟
漁人
漁業
漁火
漁船
漁色
不漁
漁村
大漁
女漁
海保漁村
鴎外漁史
王漁洋
漁師原
川漁
樵漁
漁樵
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