“王漁洋”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おうぎょよう66.7%
わうぎよやう33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
王士禎といってはお判りにならないかも知れませんが、王漁洋おうぎょようといえば御存じの筈、清朝第一の詩人と推される人物で、無論に学者でございます。
「半江紅樹売鱸魚」は王漁洋おうぎょようの詩である。夕陽村落、楊の深いところに蟹を売っているのも、一種の詩料になりそうな画趣で、今も忘れない。(明治37・10)
綺堂むかし語り (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
清朝の詩人王漁洋わうぎよやうの詩に、十日雨絲風片裏。濃春烟景似殘秋。と云ふ句がある。物に感じやすい人は必ず經驗して居やう。
歓楽 (旧字旧仮名) / 永井荷風永井壮吉(著)