王漁洋おうぎょよう)” の例文
王士禎といってはお判りにならないかも知れませんが、王漁洋おうぎょようといえば御存じの筈、清朝第一の詩人と推される人物で、無論に学者でございます。
「半江紅樹売鱸魚」は王漁洋おうぎょようの詩である。夕陽村落、楊の深いところに蟹を売っているのも、一種の詩料になりそうな画趣で、今も忘れない。(明治37・10)
綺堂むかし語り (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)