滿身まんしん)” の例文
新字:満身
しかほとんど想像さうざうされなかつた疼痛とうつう滿身まんしんわたつた。やが非常ひじやう發熱はつねつともなつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
遠慮ゑんりよをされるとくゝるほどに何事なにごとだまつて年上としうへこともの奧樣おくさますつとお羽織はをりをぬぎて、千葉ちば背後うしろより打着うちきたまふに、人肌ひとはだのぬくみ氣味きみわるく、麝香じやこうのかをり滿身まんしんおそひて
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
かれ滿身まんしんあせしてた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)