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永久
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とこしへ
ふりがな文庫
“
永久
(
とこしへ
)” の例文
⦅さても怖ろしき刑罰を、案じたるよな
人間
(
ひとのこ
)
よ! さらば望みに委すべし。されども汝も
永久
(
とこしへ
)
に駒の背に乗りその峯に、残る覚悟を定むべし。
ディカーニカ近郷夜話 後篇:03 怖ろしき復讐
(新字旧仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
我はこの時ヴィルジリオがかくあさましく十字にはられ
永久
(
とこしへ
)
の
流刑
(
るけい
)
をうくるものあるをあやしめるをみたり 一二四—一二六
神曲:01 地獄
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
さればその
永久
(
とこしへ
)
に和睦せられざる村人の寺に穏かに葬られて眠らんよりは、
寧
(
むし
)
ろそのやさしき自然の
儘
(
まゝ
)
なる少女の手に——
重右衛門の最後
(新字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
「
永久
(
とこしへ
)
の
藝術
(
たくみ
)
」、「詩人の
光榮
(
さかえ
)
」など云ふ文字が堪へられぬ程血を熱せしめたのに引換へて、今は、「思ひ出」、「
消
(
きゆ
)
る夢」、「殘る薫り」、と云つたやうな文字が
歓楽
(旧字旧仮名)
/
永井荷風
、
永井壮吉
(著)
そは
永久
(
とこしへ
)
の
聖
(
せい
)
なる自然、
汝
(
なれ
)
を
此世
(
このよ
)
に呼びたればなり。
母
(旧字旧仮名)
/
アダ・ネグリ
(著)
▼ もっと見る
永久
(
とこしへ
)
と消えゆく水の白波を一つのことと思はるべしや
晶子鑑賞
(新字旧仮名)
/
平野万里
(著)
観世音は
永久
(
とこしへ
)
にうらわかい町の処女に依て
斎
(
いつ
)
がれ
水郷柳河
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
つめたき人は
永久
(
とこしへ
)
のやらはれ人と
貶
(
おと
)
し憎まむ。
海潮音
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
人間は
永久
(
とこしへ
)
うらわかき母の慈愛に育ちゆく。
晶子詩篇全集
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
世は去り世は
来
(
きた
)
る 地は
永久
(
とこしへ
)
に
長存
(
たもつ
)
なり
火の踵
(新字旧仮名)
/
原民喜
(著)
天を見るを望むなかれ、我は汝等をかなたの岸、
永久
(
とこしへ
)
の闇の中熱の中氷の中に連れゆかんとて來れるなり 八五—八七
神曲:01 地獄
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
往古の木曾の關門とも稱すべき風情ある驛舍の景は、
永久
(
とこしへ
)
にわが眼に映ぜずして終らざるべからず。
秋の岐蘇路
(旧字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
觀世音は
永久
(
とこしへ
)
にうらわかい街の處女に依て
齋
(
いつ
)
がれ
思ひ出:抒情小曲集
(旧字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
つめたき人は
永久
(
とこしへ
)
のやらはれ人と
貶
(
おと
)
し憎まむ。
海潮音
(新字旧仮名)
/
上田敏
(著)
我等ながめて、
永久
(
とこしへ
)
の
晶子詩篇全集拾遺
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
我は第三の
獄
(
ひとや
)
にあり、こは
永久
(
とこしへ
)
の詛ひの冷たきしげき雨の獄なり、その
法
(
のり
)
と
質
(
さが
)
とは新なることなし 七—九
神曲:01 地獄
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
潤色する。けれど自然は果して六千年の歴史の前に
永久
(
とこしへ
)
に降伏し終るであらうか
重右衛門の最後
(新字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
いのちの
韻
(
しらべ
)
、
永久
(
とこしへ
)
に
全都覚醒賦
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
否、母うへは
永久
(
とこしへ
)
に
晶子詩篇全集拾遺
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
子よ、汝既に
一時
(
ひととき
)
の火と
永久
(
とこしへ
)
の火とを見てわが自から知らざるところに來れるなり 一二七—一二九
神曲:02 浄火
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
高
(
たか
)
き
権威
(
ちから
)
を
永久
(
とこしへ
)
に
全都覚醒賦
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
眞
(
まこと
)
の信仰は
永久
(
とこしへ
)
の國の
使者等
(
つかひたち
)
に播かれてすでにあまねく世に滿ちたりしに 七六—七八
神曲:02 浄火
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
永
常用漢字
小5
部首:⽔
5画
久
常用漢字
小5
部首:⼃
3画
“永久”で始まる語句
永久橋
永久永遠
永久夏
永久寺
永久春
永久機関
永久無尽蔵
永久紀念塔