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水入
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みづい
ふりがな文庫
“
水入
(
みづい
)” の例文
然
(
さ
)
れば、
神樂坂
(
かぐらざか
)
へ
行
(
い
)
きがけに、
前刻
(
さつき
)
郵便局
(
いうびんきよく
)
の
前
(
まへ
)
あたりで、
水入
(
みづい
)
らずの
夫婦
(
ふうふ
)
が
散歩
(
さんぽ
)
に
出
(
で
)
たのに、
餘
(
あま
)
り
話
(
はなし
)
がないから
山の手小景
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
机
(
つくえ
)
は
有
(
あ
)
りふれの
白木作
(
しらきづく
)
りに
白天竺
(
しろてんぢく
)
をかけて、
勸工塲
(
くわんこうば
)
ものゝ
筆立
(
ふでた
)
てに
晋唐小楷
(
しんとうしようかい
)
の、
栗鼠毛
(
りつそもう
)
の、ペンも
洋刀
(
ないふ
)
も一ツに
入
(
い
)
れて、
首
(
くび
)
の
缺
(
か
)
けた
龜
(
かめ
)
の
子
(
こ
)
の
水入
(
みづい
)
れに、
赤墨汁
(
あかいんき
)
の
瓶
(
びん
)
がおし
並
(
なら
)
び
われから
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
なしければ清兵衞は弟に向ひ長兵衞是は我等が女房なり以後
心安
(
こゝろやす
)
く頼む又
遇々
(
たま/\
)
來りしに
兄嫁
(
あによめ
)
などと思ひ
遠慮
(
ゑんりよ
)
しては
面白
(
おもしろ
)
からず
平
(
ひら
)
に心安くなし呉よ
若
(
もし
)
供
(
とも
)
の
衆
(
しゆ
)
遠慮
(
ゑんりよ
)
があつては
惡
(
わる
)
い心安く
御頼
(
おたの
)
み申と兄弟中の
水入
(
みづい
)
らず
献
(
さし
)
つ
酬
(
おさ
)
へつ
良
(
やゝ
)
暫
(
しば
)
し
酒宴
(
しゆえん
)
にこそは及びけれ
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
水
常用漢字
小1
部首:⽔
4画
入
常用漢字
小1
部首:⼊
2画
“水入”で始まる語句
水入器