栗饅頭くりまんぢう)” の例文
法廷ほふてい眞中まんなかには一きやく洋卓テーブルがあつた、其上そのうへには栗饅頭くりまんぢうおほきなさらつてゐました、るからに美味うまさうなので
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
『それ、其處そこに!』とつて王樣わうさまは、洋卓テーブルうへ栗饅頭くりまんぢうゆびさしながら、得意とくいげにまをされました。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
『よし、さらば、詰問きつもんせん』王樣わうさま冱々さえ/″\しからぬ御容子ごようすにて、うでみ、まゆひそめ、兩眼りようがんほとんど茫乎ぼうツとなるまで料理人クツク凝視みつめてられましたが、やがてふとこゑで、『栗饅頭くりまんぢうなにからつくられるか?』
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)