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未曾有
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みそう
ふりがな文庫
“
未曾有
(
みそう
)” の例文
新字:
未曽有
又この
未曾有
(
みそう
)
なもの、唯一なものが、覿面にそれを見てゐる人の心を、どんなに動かし狂はすかといふことも、とても想像せられまい。
うづしほ
(新字旧仮名)
/
エドガー・アラン・ポー
(著)
宝暦年中平賀
鳩渓
(
きうけい
)
(源内)火浣布を
創
(
はじめて
)
製
(
せい
)
し、
火浣布考
(
くわくわんふかう
)
を
著
(
あらは
)
し、和漢の古書を引、本朝
未曾有
(
みそう
)
の
奇工
(
きこう
)
に
誇
(
ほこ
)
れり。
没
(
ぼつ
)
してのち
其術
(
そのじゆつ
)
つたはらず、
好事家
(
かうづか
)
の
憾事
(
かんじ
)
とす。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
其
(
その
)
後
(
のち
)
白に関する甲州だよりは此様な事を報じた。
笛吹川
(
ふえふきがわ
)
未曾有
(
みそう
)
の出水で桃林橋が落ちた。防水護岸の為
一村
(
いっそん
)
の男総出で堤防に
群
(
むら
)
がって居ると、川向うの堤に白いものゝ影が見えた。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
その
未曾有
(
みそう
)
だと云ふ事、先例がないと云ふ事が
如何
(
いか
)
がはしいです。そこで余程用心をしなくては行けません。先づ暫くその儘にして置くですな。その場にぢつとしてをらせて、暫く時期を待つですな。
鱷
(新字旧仮名)
/
フィヨードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー
(著)
殺したりとて
匙
(
さじ
)
さへ持ば
解死人
(
げしにん
)
には取れず
斯
(
かゝ
)
る
家業
(
かげふ
)
は又となし只醫者らしく見せ
懸
(
かけ
)
るのと
詞遣
(
ことばつか
)
ひさへ腹に
這入
(
はひれ
)
ば別に
修行
(
しゆぎやう
)
が
入
(
いる
)
ものぞと
藥種
(
やくしゆ
)
の名など
些
(
ちと
)
づつ
覺
(
おぼ
)
え醫者にならんと思ひ
込
(
こみ
)
奸才邪知
(
かんさいじやち
)
の
曲者
(
くせもの
)
にて後年
己
(
おのれ
)
が
罪惡
(
ざいあく
)
の
顯
(
あら
)
はれし時申
陳
(
ちん
)
じて人に
塗付
(
ぬりつけ
)
天下
未曾有
(
みそう
)
の
名奉行
(
めいぶぎやう
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
▼ もっと見る
古来
未曾有
(
みそう
)
の惨事たる本件に関し、審問を受けたる者数人あり。何人の告条も本件に光明を投射するに足らずと雖、左に一々これを列記せんとす。
病院横町の殺人犯
(新字旧仮名)
/
エドガー・アラン・ポー
(著)
宝暦年中平賀
鳩渓
(
きうけい
)
(源内)火浣布を
創
(
はじめて
)
製
(
せい
)
し、
火浣布考
(
くわくわんふかう
)
を
著
(
あらは
)
し、和漢の古書を引、本朝
未曾有
(
みそう
)
の
奇工
(
きこう
)
に
誇
(
ほこ
)
れり。
没
(
ぼつ
)
してのち
其術
(
そのじゆつ
)
つたはらず、
好事家
(
かうづか
)
の
憾事
(
かんじ
)
とす。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
“未曾有”の意味
《名詞》
未曾(曽)有(みぞう)
今まで起こったことの無いこと。とても珍しいこと。
(出典:Wiktionary)
未
常用漢字
小4
部首:⽊
5画
曾
部首:⽈
12画
有
常用漢字
小3
部首:⽉
6画
“未曾”で始まる語句
未曾