“未曾”の読み方と例文
読み方割合
いまだかつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
日本の芸術界は此の二氏の周旋を俟って、未曾いまだかつて目にしたことのなかった美術の名作を目睹し、また未嘗て耳にした事のなかった歌謡音楽を聴き得たわけである。
帝国劇場のオペラ (新字新仮名) / 永井荷風(著)
平素劇場に出入する事を許されたる新聞記者と雖未曾いまだかつて劇場の觀覽席より舞臺の演藝を撮影しようとしたものはない。これ演劇の妨害となる事を知れるが故であらう。
十年振:一名京都紀行 (旧字旧仮名) / 永井荷風(著)