“みそう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
未曾有77.8%
御僧11.1%
未荘11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
宝暦年中平賀鳩渓きうけい(源内)火浣布をはじめてせいし、火浣布考くわくわんふかうあらはし、和漢の古書を引、本朝未曾有みそう奇工きこうほこれり。ぼつしてのち其術そのじゆつつたはらず、好事家かうづか憾事かんじとす。
また、かくいうも、このことばは自分ひとりのげんばかりではない。ある夜、高野こうやをひそかにくだられたそれがしとよぶ御僧みそうのすすめもあるのである。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
しかし惜しいかな、その姓がはなはだ信用が出来ないので、したがって原籍も決定することが出来ない。彼は未荘みそうに住んだことが多いがときどき他処たしょへ住むこともある。
阿Q正伝 (新字新仮名) / 魯迅(著)