“おんそう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
御僧72.7%
御相18.2%
音騒9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こと此頃このごろながし、東京とうきやうときから一晩ひとばんとまりになつてならないくらゐ差支さしつかへがなくば御僧おんそう御一所ごいつしよに。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
今夜大塔宮護良だいとうのみやもりなが親王様には、十津川とつがわの郷をお出ましになり、明日小原こはらに差しかかられまするが、大不忠の者あらわれて、大難にお遭いあそばさるる御相おんそう、未然にまざまざ現われたり。
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
世のあらゆる音騒おんそう色相しきそうをあたかも春秋の移りのように諦観しきっているのだろうか、子の十内と、孫の幸右衛門のあいだに、ちょこなんと低く坐って、うす眼をふさいでいた。