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てがみ
ふりがな文庫
“
書状
(
てがみ
)” の例文
そして、源三郎、つかつかと首のそばへ行って、しゃがむが早いか、固く結んだ歯を割って、首に、その
書状
(
てがみ
)
をくわえさせた。
丹下左膳:02 こけ猿の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
その翌々日の事であった、東京なる高山法学士から一
通
(
つう
)
の
書状
(
てがみ
)
が村長の
許
(
もと
)
に届いた。その文意は次の如くである。
富岡先生
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
本當
(
ほんたう
)
に
奇妙
(
きめう
)
な
事
(
こと
)
だと
思
(
おも
)
つて
居
(
を
)
ると、
或
(
ある
)
日
(
ひ
)
の
事
(
こと
)
、ウルピノ
山中
(
さんちう
)
とて、子ープルスの
街
(
まち
)
からは
餘程
(
よほど
)
離
(
はな
)
れた
寒村
(
かんそん
)
の、
浮世
(
うきよ
)
の
外
(
そと
)
の
尼寺
(
あまでら
)
から、
一通
(
いつつう
)
の
書状
(
てがみ
)
が
屆
(
とゞ
)
きました、
疑
(
うたがひ
)
もなき
亞尼
(
アンニー
)
の
手跡
(
しゆせき
)
で
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
半身手札型脱帽写真一葉、戸籍謄本、履歴書、医師の署名ある健康診断書、財産目録、これだけは忘れずに同封して、まるで保険会社の宣伝印刷物みたいに、さぞがさがさした重い
書状
(
てがみ
)
だったろう。
斧を持った夫人の像
(新字新仮名)
/
牧逸馬
(著)
青年は絶えずポケットの内なる物を握りしめて、
四辺
(
あたり
)
の光景には目もくれず、野を横ぎり
家路
(
いえじ
)
へと急ぎぬ。ポケットの内なるは治子よりの昨夜の
書状
(
てがみ
)
なり。
わかれ
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
▼ もっと見る
この
書状
(
てがみ
)
を、磯五がひらいたのだ。
巷説享保図絵
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
見ればみんな二通三通ずつの
書状
(
てがみ
)
を携えている。
遺言
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
“書状”の意味
《名詞》
手紙。書簡。
(出典:Wiktionary)
“書状(
手紙
)”の解説
手紙(てがみ、en: letter)とは、用事などを書いて、人に送る文書。信書(しんしょ)、書簡・書翰(しょかん)、書状(しょじょう)などとも呼ばれる。古くは消息(しょうそく、しょうそこ)、尺牘(せきとく)とも呼ばれた。
狭義には封書(封筒で包んで届けるもの)のみを指して用いるが、広義には封書に加えて、はがき(封筒に入れずに送る書状)も含む。
(出典:Wikipedia)
書
常用漢字
小2
部首:⽈
10画
状
常用漢字
小5
部首:⽝
7画
“書”で始まる語句
書
書物
書肆
書籍
書翰
書付
書生
書棚
書割
書斎