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ぶんぼく
ふりがな文庫
“
文墨
(
ぶんぼく
)” の例文
お前は
文墨
(
ぶんぼく
)
に親しんだ漱石先生を知つてゐるかも知れない。しかしあの気違ひじみた天才の夏目先生を知らないだらう。
闇中問答
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
年十三にして既に名をその地の
教坊
(
きょうぼう
)
に
留
(
とど
)
めき。生来
文墨
(
ぶんぼく
)
の戯を愛しよく風流を解せり。
読書
(
とくしょ
)
に
倦
(
う
)
めば
後庭
(
こうてい
)
に
出
(
い
)
で
菜圃
(
さいほ
)
を歩み、花を
摘
(
つ
)
みて
我机上
(
わがきじょう
)
を飾る。
矢はずぐさ
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
文墨
(
ぶんぼく
)
の
雅人
(
がじん
)
も多しときゝしが、
旅中
(
りよちゆう
)
年
(
とし
)
の
凶
(
きやう
)
するに
遭
(
あひ
)
、
皈家
(
きか
)
を
急
(
いそぎ
)
しゆゑ剌
し
を入れざりしは今に
遺憾
(
ゐかん
)
とす。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
善重氏は、
文墨
(
ぶんぼく
)
のたしなみがあり、菅原白竜山人のかけ幅や、板垣退助伯が
清人
(
しんじん
)
霞錦如
(
かきんじょ
)
の絵に題字せられた幅物などを愛蔵せられて、私たちの見るに任せられた。
不尽の高根
(新字新仮名)
/
小島烏水
(著)
文墨
(
ぶんぼく
)
の
交
(
まじわり
)
がある位で、ちょっと変った面白い人で、第三回の博覧会の時でしたかに、会場内の
厠
(
かわや
)
の下掃除を引受けて、御手前の防臭剤かなんかを
撒
(
ま
)
かしていましたが
江戸か東京か
(新字新仮名)
/
淡島寒月
(著)
▼ もっと見る
文墨
(
ぶんぼく
)
の
雅人
(
がじん
)
も多しときゝしが、
旅中
(
りよちゆう
)
年
(
とし
)
の
凶
(
きやう
)
するに
遭
(
あひ
)
、
皈家
(
きか
)
を
急
(
いそぎ
)
しゆゑ剌
し
を入れざりしは今に
遺憾
(
ゐかん
)
とす。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
○白太夫といふは伊勢
渡会
(
わたらひ
)
の
神職
(
しんしよく
)
菅神
文墨
(
ぶんぼく
)
に於格外の
懇友
(
こんいう
)
なり、ゆゑに北野に
祀
(
まつ
)
りて今も社あり。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
○白太夫といふは伊勢
渡会
(
わたらひ
)
の
神職
(
しんしよく
)
菅神
文墨
(
ぶんぼく
)
に於格外の
懇友
(
こんいう
)
なり、ゆゑに北野に
祀
(
まつ
)
りて今も社あり。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
百樹
(
もゝき
)
曰
(
いはく
)
、
余
(
よ
)
越遊
(
ゑついう
)
して
小千谷
(
をぢや
)
に在りし時、所の人
逃入
(
にごろ
)
村の事を
語
(
かた
)
りて、かの古墳を見玉へ案内すべしといひしかど、菅神のいみ玉ふ所へ
文墨
(
ぶんぼく
)
の者
強
(
しひ
)
てゆくべきにもあらねば
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
百樹
(
もゝき
)
曰
(
いはく
)
、
余
(
よ
)
越遊
(
ゑついう
)
して
小千谷
(
をぢや
)
に在りし時、所の人
逃入
(
にごろ
)
村の事を
語
(
かた
)
りて、かの古墳を見玉へ案内すべしといひしかど、菅神のいみ玉ふ所へ
文墨
(
ぶんぼく
)
の者
強
(
しひ
)
てゆくべきにもあらねば
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
文
常用漢字
小1
部首:⽂
4画
墨
常用漢字
中学
部首:⼟
14画
“文”で始まる語句
文
文字
文句
文言
文身
文箱
文明
文章
文書
文鎮