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推移
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おしうつ
ふりがな文庫
“
推移
(
おしうつ
)” の例文
時雄は時代の
推移
(
おしうつ
)
ったのを今更のように感じた。当世の女学生
気質
(
かたぎ
)
のいかに自分等の恋した時代の処女気質と異っているかを思った。
蒲団
(新字新仮名)
/
田山花袋
(著)
その上に世を
推移
(
おしうつ
)
る世才に
長
(
た
)
けているから、硯友社という小さい天地にばかり
跼蹐
(
きょくせき
)
しないで、早くから広い世間に飛出して
翺翔
(
こうしょう
)
していた。
硯友社の勃興と道程:――尾崎紅葉――
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
切言
(
せつげん
)
すれば宇宙の
言
(
い
)
うべからざる一種異様なる力と交わり、時の要求と共に
推移
(
おしうつ
)
り活社会に活動するの人格を
養
(
やしなう
)
を教育の最大目的とせねばならぬ。
教育の最大目的
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
北の
病翁
(
びょうおう
)
に如何に
響
(
ひび
)
いたであろうか、と気にかゝらぬではなかったが、
推移
(
おしうつ
)
って居る内に、突然翁の
訃報
(
ふほう
)
が来た。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
漫然
(
まんぜん
)
世と
推移
(
おしうつ
)
りて、道理上よりいえば人事の末とも名づくべき政事政談に熱するが如き、我輩は失敬ながら
本
(
もと
)
を知らずして
末
(
すえ
)
に走るの人と評せざるを得ざるなり。
日本男子論
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
▼ もっと見る
痛
(
いた
)
めけるが早くも年月
推移
(
おしうつ
)
りて正徳四年と成ければ
當春
(
たうはる
)
は
是非
(
ぜひ
)
店卸
(
たなおろ
)
しを爲んとて
頓
(
やが
)
て
諸帳面類
(
しよちやうめんるゐ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
結髪時代の
月代
(
さかやき
)
の世とともに次第に
推移
(
おしうつ
)
ったものであろう。
式部小路
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
故に教育の目的は
如何
(
いか
)
に深淵なる学理の攻究研鑽を積むも、常識圏外に逸する事なく、研学の
歩
(
ほ
)
を進むると同時に、活社会を離れず、いわゆる世と
推移
(
おしうつ
)
り時世の進歩傾向を知ると共に
教育の最大目的
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
“推移”の意味
《名詞》
推移(すいい)
移り変わること。成り行き。
(出典:Wiktionary)
推
常用漢字
小6
部首:⼿
11画
移
常用漢字
小5
部首:⽲
11画
“推”で始まる語句
推
推敲
推察
推量
推薦
推参
推測
推古
推進機
推服