“推服”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
すいふく63.6%
すゐふく36.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
諸将は一益の明察に推服すいふくした。同時に敵の秀吉にも感心した。秀吉もまた心耳と機眼のある大将かなとひそかに思った。
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
豪力無双ごうりきむそうと言われておりますが、根が人のい方で、日頃銭形平次のたくましい智恵に推服すいふくし、むずかしい事件があると、なんのせ我慢もなく、後輩の平次を引っ張り出して
それよりも功名にも利害にもこだはらない恬淡てんたんな人柄に推服すゐふくして、何時の間にやら若い兄貴に立ててゐる文七だつたのです。
とまりにてゐて、ころんで、たれかのほんんでゐた雅量がりやうは、推服すゐふくあたひする。
十六夜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)