推服すゐふく)” の例文
それよりも功名にも利害にもこだはらない恬淡てんたんな人柄に推服すゐふくして、何時の間にやら若い兄貴に立ててゐる文七だつたのです。
とまりにてゐて、ころんで、たれかのほんんでゐた雅量がりやうは、推服すゐふくあたひする。
十六夜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
平次は笹野新三郎の學問と人柄には、日頃から推服すゐふくしきつてゐたのです。
下男の茂十は心からお扇には推服すゐふくしてゐるのでした。