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捨置
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すておき
ふりがな文庫
“
捨置
(
すておき
)” の例文
庇間合
(
ひあはひ
)
へ
捨置
(
すておき
)
て
早足
(
はやあし
)
に
逃出
(
にげいだ
)
し手拭ひにて深く
頬冠
(
ほゝかむ
)
りをなし
膽
(
きも
)
太
(
ふと
)
くも坂本通りを逃行く
機
(
をり
)
から向うより町方の定廻り同心手先三人を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
忠「へー、あの時お腹立になれば
仮令
(
たとえ
)
他
(
ほか
)
でやっても貴方がしたと思いますが、それを今までお
捨置
(
すておき
)
は恐入りますねえ、どう云う事になります」
業平文治漂流奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
先年当家は将軍家の御扱ひに依て薬師寺家と縁者の
誼
(
よし
)
みを結び、良く水魚の交りを
可致由
(
いたすべきよし
)
誓紙をかはし侍りしに、今度薬師寺家の滅亡を見ながら和泉守の不義不忠を其儘に
捨置
(
すておき
)
武州公秘話:01 武州公秘話
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
待網を掛けて
雑魚
(
ざこ
)
を捕り
窃
(
ひそ
)
かに寺へ
持帰
(
もちかえ
)
って
賞玩
(
しょうがん
)
するのだ、この事
檀家
(
だんか
)
の告発に
依
(
よ
)
り師の坊も
捨置
(
すておき
)
がたく、十分に
訓誡
(
くんかい
)
して
放逐
(
ほうちく
)
しようと思っていると、当人の方でも
予
(
あらかじ
)
めその
辺
(
あたり
)
の消息を知り
枯尾花
(新字新仮名)
/
関根黙庵
(著)
其方
儀
(
ぎ
)
常々
(
つね/″\
)
身持
(
みもち
)
不行跡
(
ふぎやうせき
)
而已
(
のみ
)
成ず今度主税之助申付により
島
(
しま
)
の死骸を弟願山と
馴合
(
なれあひ
)
光明院へ
捨置
(
すておき
)
に致其上主税之助に
頼
(
たのま
)
れ建部郷右衞門
伴
(
ばん
)
佐
(
すけ
)
十郎の兩人を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
▼ もっと見る
左様な事を云い掛けられては
捨置
(
すておき
)
にならんぞ
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
遣はしたるか何にも今暫らく日數も
掛
(
かゝる
)
べし
然
(
さり
)
ながら
捨置
(
すておき
)
がたしと伊豆守殿へ
仰
(
おほせ
)
けるは越前守
役宅
(
やくたく
)
へ
上意
(
じやうい
)
の
趣
(
おもむ
)
き申遣はすべしとの事なれば
早速
(
さつそく
)
伊豆守殿より
使者
(
ししや
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
捨
常用漢字
小6
部首:⼿
11画
置
常用漢字
小4
部首:⽹
13画
“捨置”で始まる語句
捨置難