トップ
>
戸数
>
こすう
ふりがな文庫
“
戸数
(
こすう
)” の例文
旧字:
戸數
林太郎
(
りんたろう
)
の村も、このふるい歴史をもった村のひとつでした。湖の南の岸の丘の上にあって、
戸数
(
こすう
)
は五十
戸
(
こ
)
ばかりでした。
あたまでっかち
(新字新仮名)
/
下村千秋
(著)
百余年以前には、村の
戸数
(
こすう
)
が
上下
(
じょうげ
)
をあわせて百六、七十、まだその以外にも同じ火災のあとで、
利根川
(
とねがわ
)
の川口に近い
新田場
(
しんでんば
)
へ、
疎開
(
そかい
)
させた家が数十戸もあった。
母の手毬歌
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
ここは
甲州
(
こうしゅう
)
の
笛吹川
(
ふえふきがわ
)
の上流、
東山梨
(
ひがしやまなし
)
の
釜和原
(
かまわばら
)
という村で、
戸数
(
こすう
)
もいくらも無い
淋
(
さみ
)
しいところである。
雁坂越
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
そこは
下総国
(
しもうさのくに
)
行徳村からざっと一里程ある寒村だった。いや村というほどな
戸数
(
こすう
)
もない。一面に
篠
(
しの
)
や
蘆
(
あし
)
や雑木の生えている
荒野
(
こうや
)
であった。里の者は、
法典
(
ほうてん
)
ヶ
原
(
はら
)
といっている。
宮本武蔵:06 空の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
この
村
(
むら
)
の
人
(
ひと
)
たちは、おばあさんが
金持
(
かねも
)
ちだということを
知
(
し
)
っていました。そこで、
村
(
むら
)
は
小
(
ちい
)
さくて、いたって
戸数
(
こすう
)
は
少
(
すく
)
なかったけれど、おばあさんの
家
(
うち
)
を
除
(
のぞ
)
いては、いずれも
貧乏
(
びんぼう
)
でありました。
おばあさんと黒ねこ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
▼ もっと見る
戸数
(
こすう
)
五百に足らぬ一筋町の東の
外
(
はず
)
れに石橋あり、それを渡れば
商家
(
あきんとや
)
でもなく百姓家でもない
藁葺
(
わらぶ
)
き屋根の左右
両側
(
りょうそく
)
に建ち並ぶこと一丁ばかり、そこに
八幡宮
(
はちまんぐう
)
ありて、その
鳥居
(
とりい
)
の前からが
片側町
(
かたかわまち
)
置土産
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
“戸数”の意味
《名詞》
家の数。
(出典:Wiktionary)
戸
常用漢字
小2
部首:⼾
4画
数
常用漢字
小2
部首:⽁
13画
“戸”で始まる語句
戸外
戸
戸棚
戸口
戸惑
戸障子
戸締
戸袋
戸納
戸前