“戸数”の読み方と例文
旧字:戸數
読み方割合
こすう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
林太郎りんたろうの村も、このふるい歴史をもった村のひとつでした。湖の南の岸の丘の上にあって、戸数こすうは五十ばかりでした。
あたまでっかち (新字新仮名) / 下村千秋(著)
百余年以前には、村の戸数こすう上下じょうげをあわせて百六、七十、まだその以外にも同じ火災のあとで、利根川とねがわの川口に近い新田場しんでんばへ、疎開そかいさせた家が数十戸もあった。
母の手毬歌 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
ここは甲州こうしゅう笛吹川ふえふきがわの上流、東山梨ひがしやまなし釜和原かまわばらという村で、戸数こすうもいくらも無いさみしいところである。
雁坂越 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)