“林太郎”の読み方と例文
読み方割合
りんたろう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
林太郎りんたろうの村も、このふるい歴史をもった村のひとつでした。湖の南の岸の丘の上にあって、戸数こすうは五十ばかりでした。
あたまでっかち (新字新仮名) / 下村千秋(著)
だが、林太郎りんたろうは私の心の底までつまり私がツルをすいているということまでみとおしたようににやにやとわらって「まださがいとるのけ、ばかだな」といった。
花をうめる (新字新仮名) / 新美南吉(著)
ある日の日暮ひぐれどき私たちはこの遊びをしていた。私に豆腐屋とうふや林太郎りんたろう織布しょくふ工場のツル——の三人だった。私たちは三人同い年だった。秋葉あきばさんの常夜燈じょうやとうの下でしていた。
花をうめる (新字新仮名) / 新美南吉(著)