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懸直
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かけね
ふりがな文庫
“
懸直
(
かけね
)” の例文
こりゃ
懸直
(
かけね
)
無し私も一ツもの思いだ、帰ってからも路々も
条
(
すじ
)
を
辿
(
たど
)
って考えよう、いやしかしお
庇
(
かげ
)
でおもしろい……といっちゃあ済まないような気もするね。
三枚続
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
町家の売物に
懸直
(
かけね
)
あるが如しといいしもこの辺の意味にして、『女大学』の濃厚
苛刻
(
かこく
)
なる文面を正面より受取り、その極端を行わんとするは、とても実際に
叶
(
かな
)
わざることなれども
日本男子論
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
思はず聲だかに負ましよ負ましよと跡を追ふやうに成りぬ、人波にもまれて買手も眼の眩みし折なれば、現在
後世
(
ごせ
)
ねがひに一昨日來たりし門前も忘れて、簪三本七十五錢と
懸直
(
かけね
)
すれば
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
思はず
声
(
こわ
)
だかに負ましよ負ましよと跡を追ふやうに成りぬ、人波にもまれて買手も
眼
(
まなこ
)
の
眩
(
くら
)
みし折なれば、現在
後世
(
ごせ
)
ねがひに
一昨日
(
おとつひ
)
来たりし門前も忘れて、簪三本七十五銭と
懸直
(
かけね
)
すれば
たけくらべ
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
半分は
懸直
(
かけね
)
だったのに、夫人はかえってさもありそうに
悪獣篇
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
思
(
おも
)
はず
聲
(
こゑ
)
だかに
負
(
まけ
)
ましよ
負
(
まけ
)
ましよと
趾
(
あと
)
を
追
(
お
)
ふやうに
成
(
な
)
りぬ、
人波
(
ひとなみ
)
にのまれて
買手
(
かひて
)
も
眼
(
まなこ
)
の
眩
(
くら
)
みし
折
(
をり
)
なれば、
現在
(
げんざい
)
後世
(
ごせ
)
ねがひに
一昨日
(
おとつひ
)
來
(
き
)
たりし
門前
(
もんぜん
)
も
忘
(
わす
)
れて、
簪
(
かんざし
)
三
本
(
ほん
)
七十五
錢
(
せん
)
と
懸直
(
かけね
)
すれば
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
懸
常用漢字
中学
部首:⼼
20画
直
常用漢字
小2
部首:⽬
8画
“懸”で始まる語句
懸
懸念
懸想
懸隔
懸崖
懸合
懸命
懸引
懸物
懸値