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微妙
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いみじ
ふりがな文庫
“
微妙
(
いみじ
)” の例文
同時に医学士に診察を受けていた貴夫人は胸を掻合せたが、金縁の眼鏡をかけた顔で、
背後
(
うしろ
)
へ
芍薬
(
しゃくやく
)
が咲いたような
微妙
(
いみじ
)
い
気勢
(
けはい
)
に振返った。
三枚続
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
また暫く待って七宝で飾った宮殿を過ぎて極楽ごとき中殿に到る、六十ばかりの人微妙に身を
荘
(
かざ
)
り出で来り、強いてかの男を
微妙
(
いみじ
)
き帳床に坐らせ
十二支考:03 田原藤太竜宮入りの話
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
雨の日のもののしらべの
微妙
(
いみじ
)
さに
邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
やがて
退
(
しさ
)
りて、
手
(
て
)
を
支
(
つか
)
へ、は、は、
申上
(
まをしあ
)
げ
奉
(
たてまつ
)
る。
應
(
おう
)
、
何
(
なん
)
とぢや、とお
待兼
(
まちか
)
ね。
名道人
(
めいだうじん
)
謹
(
つゝし
)
んで、
微妙
(
いみじ
)
うもおはしまし
候
(
さふらふ
)
ものかな。
妙齢
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
頌歌
(
しやうか
)
あふるゝ
微妙
(
いみじ
)
さと
全都覚醒賦
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
▼ もっと見る
微妙
(
いみじ
)
き
姫神
(
ひめがみ
)
、余りの事の霊威に
打
(
うた
)
れて、一座皆
跪
(
ひざまず
)
いて、東の空を拝みました。
印度更紗
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
微妙
(
いみじ
)
くも
奇
(
く
)
しき
幻
(
まぼろし
)
邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
微妙
(
いみじ
)
き
姫神
(
ひめがみ
)
、
餘
(
あま
)
りの
事
(
こと
)
の
靈威
(
れいゐ
)
に
打
(
うた
)
れて、
一座
(
いちざ
)
皆
(
みな
)
跪
(
ひざまづ
)
いて、
東
(
ひがし
)
の
空
(
そら
)
を
拜
(
をが
)
みました。
印度更紗
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
けれども、
其
(
それ
)
は
神
(
かみ
)
の
斧
(
をの
)
の、
微妙
(
いみじ
)
き
製作
(
せいさく
)
を
会得
(
ゑとく
)
した
嬉
(
うれ
)
しさではなかつた。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
微
常用漢字
中学
部首:⼻
13画
妙
常用漢字
中学
部首:⼥
7画
“微妙”で始まる語句
微妙道君
微妙者
微妙音
微妙端厳
微妙大曼拏羅経