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御内儀
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ごないぎ
ふりがな文庫
“
御内儀
(
ごないぎ
)” の例文
「
今更
(
いまさら
)
あらためて、こんなことを
訊
(
き
)
くのも
野暮
(
やぼ
)
の
沙汰
(
さた
)
だが、おこのさんといいなさるのは、
確
(
たしか
)
にお
前
(
まえ
)
さんの
御内儀
(
ごないぎ
)
だろうのう」
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
人気渡世の、盛りの花菊を、無理にも
手生
(
てい
)
けにと所望し、金にあかして
大家
(
たいけ
)
の
御内儀
(
ごないぎ
)
としたのが廻船問屋石川佐兵衛だった。
旧聞日本橋:10 勝川花菊の一生
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
透
(
すか
)
し見て
吃驚
(
びつくり
)
なしヤア此方樣は石川安五郎樣と云に安五郎も
顏
(
かほ
)
を
透
(
すか
)
し見て然樣云其方も何やら見た樣な
御内儀
(
ごないぎ
)
其許はと云を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
「
御内儀
(
ごないぎ
)
がか。うム、又左の御内儀は、筑前の気心を、よう知っておられる一人じゃ。お達者か」
新書太閤記:11 第十一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「落着いちやいけませんよ。そればかりぢやない、聖天像の夜光の珠も大したものと聞いたが、それより大事なのは、庄司樣の
御内儀
(
ごないぎ
)
の眼の玉をくり拔かうとした奴があるさうで」
銭形平次捕物控:330 江戸の夜光石
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
武「これは
御内儀
(
ごないぎ
)
痛み入りますな、お酌で」
政談月の鏡
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「おお、これは室町屋の
御内儀
(
ごないぎ
)
」
大菩薩峠:05 龍神の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
深
(
ふか
)
いことはどうでもいいが、ただそれだけを
訊
(
き
)
かしてもらいたいと
思
(
おも
)
っての。あれが
太夫
(
たゆう
)
の
御内儀
(
ごないぎ
)
なら、わたしはこれから
先
(
さき
)
、お
前
(
まえ
)
さんと、二
度
(
ど
)
と
顔
(
かお
)
を
合
(
あ
)
わせまいと、
心
(
こころ
)
に
固
(
かた
)
く
極
(
き
)
めて
来
(
き
)
たのさ
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
「お宅様でも、どんなにお驚きなすったことかと、
寔
(
まこと
)
にはや、
胆
(
きも
)
がつぶれました。旦那様にも、即日、赤穂へお立ちとやら……。
御内儀
(
ごないぎ
)
様の御心痛のほども、ほんとに、心から、お察し申しておりまする」
日本名婦伝:小野寺十内の妻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「なに、
御内儀
(
ごないぎ
)
が……」
大菩薩峠:05 龍神の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
「——ではまず、
御内儀
(
ごないぎ
)
に会い申そう。御内儀は在るや」
新書太閤記:09 第九分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「
御内儀
(
ごないぎ
)
」
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
内
常用漢字
小2
部首:⼌
4画
儀
常用漢字
中学
部首:⼈
15画
“御内”で始まる語句
御内
御内室
御内人
御内方
御内所
御内々
御内上
御内分
御内命
御内政