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御像
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おすがた
ふりがな文庫
“
御像
(
おすがた
)” の例文
(明神様の
御像
(
おすがた
)
を、和尚さんが抱いて出たのでございます。お慰みに、と云って、私は出はいたしません。明神様も、御迷惑だったでしょう。)
河伯令嬢
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
いや、それよりはこれまでのどの仏菩薩の
御像
(
おすがた
)
にも似ていないのでございます。別してあの
赤裸
(
あかはだか
)
の
幼子
(
おさなご
)
を
抱
(
いだ
)
いて
居
(
お
)
るけうとさは、とんと人間の肉を
食
(
は
)
む
女夜叉
(
にょやしゃ
)
のようだとも申しましょうか。
邪宗門
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
お不動様の
御像
(
おすがた
)
の前へ、かんかん燈明を点じまして、その
夜
(
よ
)
は一晩、
私
(
てまえ
)
が附添ったほどでござります。
星女郎
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
貴下
(
あたた
)
がたには、仏教、
即
(
すなわ
)
ち偶像教でないように
思召
(
おぼしめ
)
しが願いたい、
御像
(
おすがた
)
の方は、高尚な美術品を御覧になるように、と存じて、つい
御遊歩
(
ごゆうほ
)
などと申すような次第でございますよ。
春昼
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
今
貴下
(
あなた
)
がお話しになりました、その、
御像
(
おすがた
)
のことについて、恋人
云々
(
うんぬん
)
のお言葉を考えて見ますると、これは、みだらな心ではのうて、
行
(
ゆ
)
き
方
(
かた
)
こそ違いまするが、かすかに照らせ
山
(
やま
)
の
端
(
は
)
の月
春昼
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
釈迦
(
しゃか
)
、
文殊
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(
ふげん
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(
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)
、
御像
(
おすがた
)
はありがたい
訳
(
わけ
)
ではありませんか。
春昼
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「
粋
(
いき
)
な
御像
(
おすがた
)
ですわね。」
七宝の柱
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
像
常用漢字
小5
部首:⼈
14画
“御”で始まる語句
御
御馳走
御前
御意
御座
御簾
御尤
御覧
御免
御堂