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御側
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おそば
ふりがな文庫
“
御側
(
おそば
)” の例文
それはツイ先月の話のことだが、合田氏の知人に、徳川家の
御側
(
おそば
)
御用を勤められた戸川という方があって、その御隠居が可愛がった一匹の狆があった。
幕末維新懐古談:54 好き狆のモデルを得たはなし
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
どうかお父様やお母様は、ぜすす様やまりや様の
御側
(
おそば
)
へお出でなすって下さいまし。その代りおん教を捨てた上は、わたしも生きては居られません。………
おぎん
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
久世
大和守重之
(
やまとのかみしげゆき
)
。戸田
山城守忠實
(
やましろのかみたゞさね
)
。井上
河内守
(
かはちのかみ
)
正峯。
御側
(
おそば
)
御用人
間部
(
まなべ
)
越前守
詮房
(
のりふさ
)
。本多
中務大輔
(
なかつかさのたいふ
)
正辰
(
たゞとき
)
。若年寄には大久保
長門守正廣
(
ながとのかみまさひろ
)
。大久保佐渡守
常春
(
つねはる
)
。森川
出羽守俊胤
(
ではのかみとしたね
)
。
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
御側
(
おそば
)
の
面々
(
めん/\
)
鳥籠
(
とりかご
)
をぐるりと
取卷
(
とりま
)
き、「
御難澁
(
ごなんじふ
)
のほど
察
(
さつ
)
し
入
(
い
)
る、さて/\
御氣
(
おき
)
の
毒
(
どく
)
のいたり」と
慰
(
なぐさ
)
むるもあり、また、「これも
御奉公
(
ごほうこう
)
なれば
怠懈
(
おこたり
)
無
(
な
)
く
御勤
(
おつとめ
)
あるべし、
上
(
かみ
)
の
御慰
(
おんなぐさみ
)
にならるゝばかり、 ...
十万石
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
御側
(
おそば
)
用人、と岡野は云った。すばらしい花をお手に入れたそうですな。
薊
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
▼ もっと見る
これは
御側
(
おそば
)
小姓を勤める
野末源之丞
(
のずえげんのじょう
)
というのであった。
備前天一坊
(新字新仮名)
/
江見水蔭
(著)
それから一月ほど
御側
(
おそば
)
にいた
後
(
のち
)
、御名残り惜しい思いをしながら、もう一度都へ帰って来ました。「見せばやなわれを思わむ友もがな
磯
(
いそ
)
のとまやの
柴
(
しば
)
の
庵
(
いおり
)
を」——これが
御形見
(
おかたみ
)
に頂いた歌です。
俊寛
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
なしにけり扨又伊豆守殿
御役宅
(
おんやくたく
)
には天一坊歸館の跡にて御老中には伊豆守殿松平左近將監殿酒井讃岐守殿戸田山城守殿
水野和泉守殿
(
みづのいづみのかみどの
)
若年寄衆は
水野壹岐守殿
(
みづのいきのかみどの
)
本多伊豫守殿太田備中守殿松平左京太夫殿等
御相談
(
ごさうだん
)
の上にて
御側
(
おそば
)
御用御取次を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
受る事皆御父上の
御高恩
(
ごかうおん
)
なれば
切
(
せめ
)
て此上の御恩報じには
朝夕
(
あさゆふ
)
御側
(
おそば
)
に在て
御介抱
(
ごかいはう
)
申上
度
(
たし
)
聊かも御不自由はさせ申
間敷
(
まじく
)
何卒御止まり下さるゝ樣にと
只管
(
ひたすら
)
に
諫
(
いさ
)
めけれども父秀盛は更に聞入ず成程其方が申す
志
(
こゝろ
)
ざしは
忝
(
かたじ
)
けなけれども未だ/\我等とても全く
老朽
(
おいくち
)
たるといふ身にもあらず諸國を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
側
常用漢字
小4
部首:⼈
11画
“御側”で始まる語句
御側衆
御側用人
御側勤
御側向
御側女
御側室
御側役
御側御用
御側物頭