“中務大輔”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
なかつかさのたいふ33.3%
なかつかさたいふ22.2%
なかつかさたゆう11.1%
なかつかさだいふ11.1%
なかつかさだゆう11.1%
なかつかさのたゆう11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
久世大和守重之やまとのかみしげゆき。戸田山城守忠實やましろのかみたゞさね。井上河内守かはちのかみ正峯。御側おそば御用人間部まなべ越前守詮房のりふさ。本多中務大輔なかつかさのたいふ正辰たゞとき。若年寄には大久保長門守正廣ながとのかみまさひろ。大久保佐渡守常春つねはる。森川出羽守俊胤ではのかみとしたね
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
中務大輔なかつかさたいふ家久公とて、何れも文武の名将なり、其の外、家の子郎等ろうとうに至るまで、皆忠勤を励ませば、古今稀なる御果報、近国他国の者までも、羨まざらんはなかりけり……
大菩薩峠:20 禹門三級の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
高須の、松平中務大輔なかつかさたゆうの藩中も、錦旗の前には、目が眩んでしまった。赤報隊は、そこでも一万両に近い軍用金を集めた。
乱世 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
本多中務大輔なかつかさだいふの邸を過ぎ、書替御役所の前を通り、南の方へ歩いて行く。
前記天満焼 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
武蔵の眼力に狂いはなく、少年の武芸学問は衆を超えて進み、後、宮本造酒之助みきのすけと名乗って姫路の城主本多中務大輔なかつかさだゆうに仕官し、重く用いられるに至った。
随筆 宮本武蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
藤吉郎は、さっそく義昭よしあきやかたへ出向いて、将軍家にえつを乞う——と、執事しつじの上野中務大輔なかつかさのたゆうまで申し出た。
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)