“中務卿”の読み方と例文
読み方割合
なかつかさきょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
親王の軍を、中書軍とよんだのは、親王が“中務卿なかつかさきょう”であったからで、ナカツカサの御子を唐名では「中書王」という。それからの敬称である。
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
入道夫人の祖父の中務卿なかつかさきょう親王が昔持っておいでになった別荘が嵯峨さがの大井川のそばにあって、宮家の相続者にしかとした人がないままに別荘などもそのままに荒廃させてあるのを思い出して
源氏物語:18 松風 (新字新仮名) / 紫式部(著)
村上天皇むらかみてんのう皇子おうじ中務卿なかつかさきょう具平親王ともひらしんのう
ああ玉杯に花うけて (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)