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康
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やす
ふりがな文庫
“
康
(
やす
)” の例文
そこで友仁は日英の家へ移って、月俸として毎月五錠の銭を貰うようになったので、いくらか生活が
康
(
やす
)
らかになってきた。
富貴発跡司志
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
いかなる願ひも敢てまたさらに望むことなきまで大いなる愛と悦びのうちにこの國をを
康
(
やす
)
んじたまふ王は 六一—六三
神曲:03 天堂
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
「……今夜は泊まっていらっしゃるでしょう、梶井さんに電話をかけて
康
(
やす
)
べえと彦部さんを誘って来ていただくわ、みんなで祝杯をあげましょうよ、ねえお母さま」
花咲かぬリラ
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
真弓のなかに日毎に
康
(
やす
)
らかに眼覚めてゆく女性、その反対に自分のなかに日毎に容赦もなく涸渇してゆく女性、此対立を今程はつきりと認識したことはないと彼女は思つた。
水と砂
(新字旧仮名)
/
神西清
(著)
そちの兄、
康
(
やす
)
太郎も
二上山
(
ふたがみやま
)
の合戦に討死した。叔父御もおととしの出陣から帰らなかった。……のう、そういう人々の霊を
弔
(
とむら
)
うべく、僧門に入るのも意義のないことではない。
剣の四君子:02 柳生石舟斎
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
わたしは千葉の者であるが、
馬琴
(
ばきん
)
の八犬伝でおなじみの里見の家は、
義実
(
よしざね
)
、義
成
(
なり
)
、義
通
(
みち
)
、
実尭
(
さねたか
)
、義
豊
(
とよ
)
、義
尭
(
たか
)
、義
弘
(
ひろ
)
、義
頼
(
より
)
、義
康
(
やす
)
の九代を伝えて、十代目の
忠義
(
ただよし
)
でほろびたのである。
青蛙堂鬼談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
復一は永い間
渇
(
かっ
)
していた好みのものは、見ただけで満足されるという
康
(
やす
)
らいだ
溜息
(
ためいき
)
がひとりでに吐かれるのを自分で感じ、無条件に笑顔を取り交わしたい、孤独の寂しさがつき上げて来たが
金魚撩乱
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
それには大字で『日に偶うて
康
(
やす
)
く、月に偶うて発し、雲に遇うて衰え、雷に遇うて没す』と書いてあった。
富貴発跡司志
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
“康”の解説
康(こう)は、漢姓の一つ。
(出典:Wikipedia)
康
常用漢字
小4
部首:⼴
11画
“康”を含む語句
健康
平判官康頼
丹左衛門尉基康
徳川家康
小康
氏康
瀬尾太郎兼康
康衢
康寧
文屋康秀
季康
康福
康津
康子
康平
丹波康頼
家康
康煕
家康公
康頼
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