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常盤
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ときは
ふりがな文庫
“
常盤
(
ときは
)” の例文
常盤
(
ときは
)
の松を名に呼べれば、
千歳
(
ちとせ
)
ならずとも枯野の末まではあるべきを、
萩
(
はぎ
)
の花ちりこぼるゝやがて声せずなり行く。
あきあはせ
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
實體に勤め上しかば豐島屋の
暖簾
(
のれん
)
を
貰
(
もら
)
ひ此鎌倉河岸へ居酒屋の店を出せし處當時
常盤
(
ときは
)
橋外通り
御堀浚
(
おほりざら
)
ひ
御普請
(
ごふしん
)
最中
(
さいちう
)
に
付
(
つき
)
渠
(
かれ
)
が考へにて
豆腐
(
とうふ
)
の
大田樂
(
おほでんがく
)
を
拵
(
こしら
)
へ是を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
義雄自身にも長い詩篇「三界獨白」中の「
常盤
(
ときは
)
の泉」があつて、矢ツ張り、若々しい戀の失敗を地上なり、天上なりに引き据ゑ、祭りあげてゐたのが思ひ出された。
泡鳴五部作:02 毒薬を飲む女
(旧字旧仮名)
/
岩野泡鳴
(著)
七
夜
(
や
)
の、
枕直
(
まくらなほ
)
しの、
宮參
(
みやまい
)
りの、
唯
(
たゞ
)
あわたゞしうて
過
(
す
)
ぎぬ、
子
(
こ
)
の
名
(
な
)
は
紙
(
かみ
)
へ
書
(
か
)
きつけて
産土神
(
うぶすな
)
の
前
(
まへ
)
に
神鬮
(
みくじ
)
の
樣
(
やう
)
にして
引
(
ひ
)
けば、
常盤
(
ときは
)
のまつ、たけ、
蓬莱
(
ほうらい
)
の、つる、かめ、
夫
(
そ
)
れ
等
(
ら
)
は
探
(
さ
)
ぐりも
當
(
あ
)
てずして
われから
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
常
常用漢字
小5
部首:⼱
11画
盤
常用漢字
中学
部首:⽫
15画
“常盤”で始まる語句
常盤木
常盤橋
常盤座
常盤御前
常盤津
常盤町
常盤樹
常盤範貞
常盤亭
常盤型