“常盤橋”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ときわばし83.3%
ときはばし16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
五郎次の家は、常盤橋ときわばしの近くだった。彼は突然、小次郎の慇懃いんぎんな見舞をうけて、まだ病床から起き上がれない身であったが
宮本武蔵:07 二天の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
常盤橋ときわばしぎわから、朱引き外の本所松阪町へ移った吉良家門内の長屋で、一角はいま、小林の許を辞して、この、じぶんの住いへかえってきたところだ。
口笛を吹く武士 (新字新仮名) / 林不忘(著)
稻妻組いなづまぐみと言つた三人組の泥棒が、常盤橋ときはばしで金座の後藤から勘定奉行へ送り屆ける六千兩の小判を盜つたが、極印が打つてないので費ふわけに行かなかつた、——それにしても
見られしか暫時しばらくひかへよと申さるゝ時常盤橋ときはばし御門番松平近江守殿あふみのかみどの番頭ばんがしら夏目なつめ五郎右衞門より差出したる者兩人足輕小頭こがしら一人足輕あしがる六七人附そひ罷出しに其者共の風俗ふうぞく何れも棧留さんとめ綿入の上へ青梅のあはせ羽織を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)