“ときわばし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
常盤橋62.5%
常磐橋37.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
割下水からお城への道は、両国橋を渡って大伝馬町をのぼり、四丁め、三丁め、二丁めと本町をいって、常盤橋ときわばし御門から下馬止めへかかるのが順序でした。
汽車は鉄橋にかかり、常盤橋ときわばしが見えて来た。焼爛やけただれた岸をめぐって、黒焦の巨木は天を引掻ひっかこうとしているし、てしもない燃えがらのかたまり蜿蜒えんえんと起伏している。
廃墟から (新字新仮名) / 原民喜(著)
伝便と云っても余所よそのものには分かるまい。これは東京に輸入せられないうちに、小倉へ西洋から輸入せられている二つの風俗の一つである。常磐橋ときわばしたもとに円い柱が立っている。
独身 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
其の前は常磐橋ときわばし御門から道三橋どうさんばしの近辺を柳町やなぎまちといって、又鎌倉河岸に十四五軒あって、麹町こうじまちにもあり、方々にちらばって居たのを、今の吉原へ一纒ひとまとめにしたので、吉原というのは