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常信
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つねのぶ
ふりがな文庫
“
常信
(
つねのぶ
)” の例文
初期のこの派の宗匠の生花の記録があるが、それは
山雪
(
さんせつ
)
や
常信
(
つねのぶ
)
の花の絵をほとんどそのままにうつし出したものである。
茶の本:04 茶の本
(新字新仮名)
/
岡倉天心
、
岡倉覚三
(著)
しかるに文政のころ此地の
邦君
(
はうくん
)
風雅
(
ふうが
)
をこのみ玉ひしゆゑ、かの二枚
持主
(
もちぬし
)
より奉りければ、吉兵ヱヘ
常信
(
つねのぶ
)
の三幅対に白銀五枚、かの寺へもあつき賜ありて
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
松山を御出立の前夜湊町の向井へおともして買っていただいた
呉春
(
ごしゅん
)
と
応挙
(
おうきょ
)
と
常信
(
つねのぶ
)
の画譜は今でも持っておりますが、あのお離れではじめて知った雑誌の名が『帝国文学』で
漱石氏と私
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
芭蕉
(
ばしょう
)
、
其角
(
きかく
)
、
嵐雪
(
らんせつ
)
などの
俳諧師
(
はいかいし
)
、また絵師では
狩野家
(
かのうけ
)
の
常信
(
つねのぶ
)
、
探信守政
(
たんしんもりまさ
)
、
友信
(
とものぶ
)
。浮世絵の
菱川吉兵衛
(
ひしがわきちべえ
)
、
鳥井清信
(
とりいきよのぶ
)
。
浄瑠璃
(
じょうるり
)
にも
土佐椽
(
とさのじょう
)
、
江戸半太夫
(
えどはんだゆう
)
など高名な人たちもたくさん出ている。
柳橋物語
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
長押作
(
なげしづく
)
りに重い
釘隠
(
くぎかくし
)
を打って、動かぬ春の
床
(
とこ
)
には、
常信
(
つねのぶ
)
の
雲竜
(
うんりゅう
)
の図を奥深く掛けてある。薄黒く墨を流した絹の色を、
角
(
かく
)
に取り巻く
紋緞子
(
もんどんす
)
の
藍
(
あい
)
に、
寂
(
さ
)
びたる時代は、
象牙
(
ぞうげ
)
の軸さえも落ちついている。
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
▼ もっと見る
山脇、堀、田中三氏の子が
相踵
(
あひつ
)
いで逐はれた後に、当時籍を瑞仙の門人中に列してゐた上野国
上久方村
(
かみひさかたむら
)
医師村岡善左衛門
常信
(
つねのぶ
)
倅善次郎が養子にせられた。即ち霧渓二代瑞仙
直郷
(
なほさと
)
、又の名は
晋
(
しん
)
である。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
しかるに文政のころ此地の
邦君
(
はうくん
)
風雅
(
ふうが
)
をこのみ玉ひしゆゑ、かの二枚
持主
(
もちぬし
)
より奉りければ、吉兵ヱヘ
常信
(
つねのぶ
)
の三幅対に白銀五枚、かの寺へもあつき賜ありて
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
常
常用漢字
小5
部首:⼱
11画
信
常用漢字
小4
部首:⼈
9画
“常”で始まる語句
常
常陸
常磐木
常世
常磐津
常夏
常套
常磐
常談
常闇