左端さたん)” の例文
右端うたん玄子げんし。それから。それから幻翁げんおう。それから左端さたん望生ぼうせい。これで緩斜面くわんしやめんりつゝ押登おしのぼらうといふ陣立ぢんだて
Uの字の左端さたん上部には山の宿がある。右端の上部には小梅町(六郎氏の碁友達の家の所在地)がある。そして、Uの底に当る所は丁度吾妻橋に該当するのだ。
陰獣 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
彼女の向いの座席の窓枠まどわくは、鋼鉄車こうてつしゃのことですから向って左端さたんからはかって十センチのはばの、内面に板を張った縦長たてながの壁となりそれから右へ四角い窓が開いています。
省線電車の射撃手 (新字新仮名) / 海野十三(著)
幻花子げんくわし佛骨子ぶつこつしともに、松下しやうか南面なんめん左端さたんからすゝみ。望蜀生ぼうしよくせいとは右端うたんからすゝみ、中央ちうわう東皐とうくわう文海ぶんかい初陣うゐぢんまかせた。たちまちのうちあな連續れんぞくして、大穴おほあなひらいた。