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小浪
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こなみ
ふりがな文庫
“
小浪
(
こなみ
)” の例文
「
尤
(
もっと
)
もなことだ。絵と
異
(
ちが
)
って彫物は、等身大となると手本が入要であろう。
多与里
(
たより
)
、
小浪
(
こなみ
)
、
梅野
(
うめの
)
のうち、その方望みの一人を貸しつかわす」
奇談クラブ〔戦後版〕:02 左京の恋
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
大浪
(
おほなみ
)
小浪
(
こなみ
)
の
景色
(
けしき
)
、
何
(
なん
)
だ。
今
(
いま
)
の
今
(
いま
)
まで
僕
(
ぼく
)
をよろこばして
居
(
ゐ
)
た
自然
(
しぜん
)
は、
忽
(
たちま
)
ちの
中
(
うち
)
に
何
(
なん
)
の
面白味
(
おもしろみ
)
もなくなつてしまつた。
僕
(
ぼく
)
とは
他人
(
たにん
)
になつてしまつた。
湯ヶ原より
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
いや困った
小浪
(
こなみ
)
御寮
(
ごりょう
)
だ。小浪といえば、ねエお豊、ちっと気晴らしに京都にでも行って見んか。そらアおもしろいぞ。
小説 不如帰
(新字新仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
ところで、本山図書には男子がなく、
小浪
(
こなみ
)
という娘が一人なので、当然道場の跡目ということが問題になっていた。
初午試合討ち
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
力弥
(
りきや
)
としては、兵馬に少し骨っぽいところがあり、
小浪
(
こなみ
)
としては、この女に少し
脂
(
あぶら
)
の乗ったところがあるようだが、誰がどう見ても、尋常の旅とは見えないでしょう。
大菩薩峠:26 めいろの巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
▼ もっと見る
その頃の
元園町
(
もとぞのちょう
)
には料理屋も待合も貸席もあった。元園町と接近した
麹町
(
こうじまち
)
四丁目の裏町には
芸妓屋
(
げいしゃや
)
もあった。わたしが名を覚えているのは、
玉吉
(
たまきち
)
、
小浪
(
こなみ
)
などという芸妓で、小浪は死んだ。
思い出草
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
先ずとなせ
小浪
(
こなみ
)
が
道行姿
(
みちゆきすがた
)
心に浮ぶも
可笑
(
おか
)
し。
東上記
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
庄吉 けふは山科の隱れ家へ
戸南瀬
(
となせ
)
と
小浪
(
こなみ
)
をお連れ申しました。
近松半二の死
(旧字旧仮名)
/
岡本綺堂
(著)
小
常用漢字
小1
部首:⼩
3画
浪
常用漢字
中学
部首:⽔
10画
“小”で始まる語句
小
小児
小径
小鳥
小僧
小言
小路
小遣
小刀
小父