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寒威
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かんゐ
ふりがな文庫
“
寒威
(
かんゐ
)” の例文
此
(
この
)
地
(
ち
)
の
冬季
(
とうき
)
の
寒威
(
かんゐ
)
は
實
(
じつ
)
に
烈
(
はげ
)
しく、
河水
(
かすゐ
)
の
如
(
ごと
)
きは
其
(
その
)
表面
(
へうめん
)
氷結
(
へうけつ
)
して
厚
(
あつ
)
さ
尺餘
(
しやくよ
)
に
到
(
いた
)
り、
人馬
(
じんば
)
共
(
とも
)
に
其
(
その
)
上
(
うへ
)
を
自由
(
じいう
)
に
歩
(
あゆ
)
み
得
(
う
)
。
命の鍛錬
(旧字旧仮名)
/
関寛
(著)
の語あるを以ツて人或は独乙は温かき生血を有する動物が凍死する程
寒威
(
かんゐ
)
凛烈
(
りんれつ
)
の国なるやと疑ふものあり。
舞姫
(新字旧仮名)
/
石橋忍月
(著)
○
辻売
(
つじうり
)
の
居
(
を
)
る処
売物
(
うりもの
)
の
台架
(
だいたな
)
もみな雪にて作る、是を
里言
(
りげん
)
にさつやといふ。○
獣狩
(
けだものがり
)
、
追鳥
(
おひとり
)
。○
積雪
(
せきせつ
)
家
(
いへ
)
を
埋
(
うづ
)
め
却
(
かへつ
)
て
寒威
(
かんゐ
)
を
禦
(
ふせ
)
ぐ。○
夏
(
なつ
)
も
山間
(
やまあひ
)
の雪を以て
魚鳥
(
うをとり
)
の
肉
(
にく
)
を
擁包
(
つゝみ
)
おけば
敗餒
(
くさら
)
ず。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
なほ
例年
(
れいねん
)
に
比
(
ひ
)
し
寒威
(
かんゐ
)
きびしき
由
(
よし
)
にて
梅
(
うめ
)
なほ
蕾
(
つぼみ
)
なり。
熱海の春
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
寒
常用漢字
小3
部首:⼧
12画
威
常用漢字
中学
部首:⼥
9画
“寒威”で始まる語句
寒威惨